本のこと⑥
はろーはろー私です。
今日も今日とて本のお話。
今村夏子さん『むらさきのスカートの女』です。
まずは、あらすじ(以下、引用)
『「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方ない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。』
引用ここまで
一気に読んだんですけども。
なんていうか、すごく不気味なんです。誰が誰を見ているのか、誰が誰に見られているのかが分からなくなるんです。
〈わたし〉が「むらさきのスカートの女」を見ている、というお話のはずなんだけど。
じゃあ、私は誰を見ているの?〈わたし〉?「むらさきのスカートの女」?
分かって読んでいるつもりだったんですが、感想を書いている今、訳が分からなくなってきてます。
なんだろう読んだ後のこの気持ち悪さ。笑
分かるようで分からない
理解できたようで理解できていない。
モヤモヤするんだけど、まぁそんな読了感も悪くないかなと思います。笑
おしまい。