本のこと10
はろーはろー私です。
今日は本のことです。
最近、本ばかり読んでます。
今日はこちら
中山七里さん『セイレーンの懺悔』
あらすじ(以下、引用)
『マスコミは人の不幸を娯楽にする怪物なのか。
葛飾区で女子高生誘拐事件が発生し、不祥事により番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。
しかし、多香美が廃工場で目撃したのは、暴行を受け、無惨にも顔を焼かれた被害者・東良綾香の遺体だった。綾香が“いじめられていた”という証言から浮かび上がる、少年少女のグループ。主犯格と思われる少女は、6年前の小学生連続レイプ事件の犠牲者だった……。
マスコミは、被害者の哀しみを娯楽にし、不幸を拡大再生産する怪物なのか。
多香美が辿り着く、警察が公表できない、法律が裁けない真実とは――
「報道」のタブーに切り込む、怒濤のノンストップ・ミステリ。』
引用ここまで
はい。Kindle対象の今村さんの本は読み終えてしまったので中山さんを読んでおります。
これは読みやすいですね。
今村さんの平易な言葉とは違うんですがするする読めちゃう。
この方ほどんでん返しの帝王と呼ばれてるそうで。
んー。どんでん返しではありますが、まぁ予想は出来たかな、という感じです。
この人は多分、どんでん返しもそうなんだろうけど、それだけじゃなくて人物の心理を想像させるのが上手いんだろうなと思います。
被害者の女の子
加害者グループの子達
被害者の母親
主人公たちを通して見た登場人物がどんな扱いを受けて、どんな気持ちになったのか。
人の浅ましさとかイヤらしさもありつつ切なさとかもあったりして。
事件の前から事件発生、そして事件の後。
空白の部分を埋められるように登場人物が何を考えて何を感じてたのか。どうしてそう動いたのか。
それを想像するのがとても面白かったです。
今度は中山さんの本を今度は読み漁ってようかな、と思ってます。
おしまい。